母の生と死に向き合う。

素敵にいってみよう

父のこと

第18話 92歳の叔母

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母の病院に二泊した後、お昼前にうちへ帰った。
今日は父を連れて、叔母の入院する病院へ。
病院巡りツアーです(笑)

叔母は父の姉、92歳。
夫は10年前に亡くなり、子供はおらず、
8年前にホームへ入ってからは、父がずっと面倒をみていた。
子供のころから、とても優しくしてもらっている。

父も90歳と高齢なので、
これからは72歳の母が後を引き継ぐと言っていたが、
母には無理そうなので、
叔母も父も、母も
一人娘である私がみることになるのだろう。

大丈夫かな。
子供は5歳と4歳だし。
大丈夫だよ、家に居るのは父だけだから。

叔母はとても元気。
父の兄弟は、みんな病気をしても元気で、とても長生きだ。
今は叔母と父ふたりになったけれど。
そろって100歳まで生きてください。

ひとしきり談笑したあと、食堂へ。
父とかつ丼定食を食べながら
叔母をみることの引継ぎというか、
何をしたらいいかをきいたりした。

父は叔母と仲はよいが、面倒をみるとなると
しんどい所も多々あり、
一番大変だったときは「早く死んだらいいのに・・」とまで思ったそう。
「兄弟なのにね」と自分を責めるところもあった。

できるかな私に。
でも父はもう高齢すぎる。自分の世話でいっぱいなはずだ。

今まで私は、呑気だったんだなあ。

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